SNSや大手レシピコミュニティの利用実態を分析すると、「魚焼きグリルを洗う手間を考えると、平日に焼き魚を作る気力が湧かない」「グリルの網に魚の皮が残って後始末に20分以上かかる」といった生活者の切実な声が数多く見受けられます。日常的に料理を行う共働き世帯や単身層の間では、後片付けの負担軽減(タイパ)が献立決定の最優先事項となっているのが実情です。
そうした現場で近年特に重宝されているのが、大手冷凍食品メーカーのニチレイフーズなども提唱している「冷凍塩サバを解凍せずにそのままフライパンで焼く裏ワザ」です。
カチコチに凍った塩サバをそのまま調理する場合の手順は極めて合理的です。 フライパンにクッキングシートまたは魚焼き用アルミホイルを敷き、凍ったままのサバを皮目を下にして置きます。ここでポイントとなるのが「最初だけ蓋を使った蒸し焼き」の導入です。弱火から中火の火加減で蓋をし、約8分〜10分間加熱します。サバ自体の氷が溶け出し、適度なスチーム効果を生み出して内部まで均一に火を通すことができます。
その後、蓋を外して水分を完全に飛ばし、裏返して身側を2〜3分焼けば、解凍の手間を挟まずともふっくらとした焼きサバが完成します。「解凍時に出るドリップによる旨味の流出」を防ぐことができるため、冷凍ストックを常備する家庭にとって極めて実用的なソリューションとなっています。