レース中やトレーニングの真っ只中に痛みが襲ってきたら、どうすべきか。立ち止まらずにリカバリーするための、実践的な即効アクションが存在する。
まず試したいのが、呼吸法の変更と脇腹のストレッチだ。痛む側の腕を高く掲げ、息を大きく吐き出しながら体幹を反対側に軽く傾ける。これにより、緊迫した横隔膜を物理的に引き伸ばし、血流の再開を促すことができる。プロのランニング指導者として知られる金哲彦氏も、走りのリズムを崩さずに横隔膜の張りを緩めるテクニックとして、息を深く吐き切る呼吸のリセットを推奨している。吐く時に腹筋を意識して凹ませ、吸う時に力を抜くリズムを作るだけで、横隔膜痙攣のスパズムは劇的に減衰する。