近年の気候変動による異常な高温も、開催見送りの大きな引き金となった。2026年に入り、行政や気象庁は夏季屋外イベントの熱中症予防ガイドラインをさらに厳格化。夕方以降も30度を下回らない熱帯夜が連日続く中、すし詰め状態の観覧エリアで急病人が多発した場合、救急車が現場に接近できないおそれが指摘された。
過去の大会では、救護所に数十名が押し寄せ、現場の医療スタッフが対応能力の限界を迎えた苦い経験を持つ地域もある。主催者側にとっても、観客の命を預かる巨大なリスクを負ってまで開催を押し切る選択肢は残されていなかった。