「レバーブロック」という名称は、業界最大手である株式会社キトー(KITO)の登録商標ですが、象印チェンブロックをはじめとする各社では「レバーホイスト」とも呼ばれ、基本的な作動原理は共通しています。内部に組み込まれたラチェット機構とメカニカルブレーキによって、小さなレバー往復運動を高トルクの巻き上げ力へと変換し、手を離しても荷重が保持される構造になっています。
現場でキトー レバーブロック 使い方を誤らないための第一歩は、本体の切り替えレバー(チェンジレバー)の3つのポジション(「UP/巻上」「DN/巻下」「N/空転(中立)」)とメカニカルブレーキの連動メカニズムを体で覚えることです。安全作業の根幹を成す基本プロセスは以下の通りです。
荷物を引き寄せる・持ち上げる際は、切り替えレバーを「UP」側に倒し、レバーを往復運動させます。このとき、内部の爪(ラチェットパウル)が歯車を送り、摩擦板が圧着されてブレーキが自動的に効きながら巻き上がります。逆に緩める際は、切り替えレバーを「DN」に切り替えて操作します。レバーホイスト 巻き上げ 巻き下げの切り替えを行う際は、必ずレバーの動きを完全に止め、無負荷時または確実にブレーキが効いている状態を確認してから操作するのが鉄則です。
現場でベテラン作業員が最も神経を尖らせるのが、「荷重方向と本体・ロードチェーンの直線性の確保」です。レバーブロックは、上下のフックを結ぶ軸線が一直線になる引張荷重に対してのみ設計されています。本体フレームが障害物に干渉して傾いたり、チェーンが構造物の角で鋭角に折れ曲がったりする状態で巻き上げを行うと、チェーンリンクに不均等な曲げ応力が加わり、定格荷重の半分以下の力であっても突然破断に至る危険があります。