アイスプラントを口にすると感じる独特の塩気には、植物生理学的な明確な理由があります。乾燥や塩分の多い過酷な環境に適応するため、地中の塩分を根から吸い上げ、葉や茎の表面にある特殊な細胞(ブラッダー細胞)に隔離して蓄積する性質(CAM型光合成植物)を持っているためです。
この仕組みによって蓄えられたミネラルに加え、アイスプラントには現代人の健康維持に役立つ機能性成分が豊富に含まれています。
1. 血糖値の上昇を緩やかにする「ピニトール」
アイスプラントに含まれる最大の注目成分が、植物性の糖アルコールの一種である「ピニトール(Pinitol)」です。ピニトールは体内で「カイロ-イノシトール」へと変換され、インスリンの働きをサポートして血糖値を正常に保つ作用が研究されています。糖質制限を意識している方や、食後の血糖値スパイクが気になる方から高く評価されています。
2. 抗酸化作用を持つβ-カロテンとビタミン群
緑黄色野菜と同等レベルのβ-カロテンを含んでおり、体内でビタミンAに変換されて皮膚や粘膜の健康維持、免疫力向上を助けます。また、美肌づくりに欠かせないアミノ酸の一種「プロリン」や、疲労回復に関与する「クエン酸」も含まれています。
3. カリウムと各種ミネラル
塩分(ナトリウム)だけでなく、余分な塩分の排出を促すカリウムやカルシウム、マグネシウムなどの必須ミネラルがバランス良く含まれています。