太極円の周りを取り囲む4つの黒い線模様は、中国の古典『易経(周易)』に登場する「八卦(はっけ)」の中から選ばれた「四卦(しけ / サゲ)」と呼ばれるシンボルです。一見すると単なる縞模様に見えますが、切れ目のない棒(陽=⚊)と、中央が切れた2本の棒(陰=⚋)の組み合わせによって自然界の基本要素を厳格に表現しています。
これら「乾坤坎離(けんこんかんり)」は、天と地、水と火という宇宙を構成する対極のエネルギーが完璧なバランスを保ち、無限に循環する様子を描き出しています。中央の太極が母体となり、四卦がそれを取り巻く構造は、国と民族が永遠に繁栄し続けることへの祈念なのです。