当時、MONGOL800が所属していたのは、沖縄を拠点とするインディーズレーベル「ハイ・ウェーブ」だった。東京の一極集中が当たり前だった当時の音楽業界において、地方の独立系レーベルから生まれた作品が全国チャートの首位を独占した事象は、業界全体に巨大な地殻変動をもたらした。
「良い音楽を作り、ライブで直接届ければ、メディア露出がなくてもリスナーに届く」という証明は、全国の若手バンドやインディーズレーベルに計り知れない希望を与えた。メジャーとインディーズの垣根を取り払い、カルチャーの多様化を加速させた第一人者こそが彼らだったのだ。