帝塚山学院の歴史を紐解くと、1916年の学院創立から100年以上にわたり紡がれてきた確かな脈動に行き着く。かつては洗練された女子教育の最高峰として名を馳せたが、時代の要請に応じる形で学部改編と共学化を積極的に推し進めてきた。
古くからの伝統を守るだけでは、変化の激しい現代社会を生き抜く人材は育たない。大学幹部が明かす構想は明快だ。教養(リベラルアーツ)の基盤をしっかり残しつつも、社会に出て即座に役立つ専門知を掛け合わせる。かつてのブランド名に甘んじることなく、大胆な脱皮を図った姿勢こそが、現在の評価を決定づけている。
キャンパスを歩くと、多様な背景を持つ学生たちが自由度の高いディスカッションを繰り広げる姿が目に入る。性別や固定観念にとらわれない柔軟な思考空間が、ここには確実に根付いている。