ネット上のQ&AサイトやSNSで散見される最大の誤解が、「スタッドレスタイヤを履いていればチェーン規制でも走れる」という思い込みです。
道路交通法に基づく「大雪特別警報」や「大雪緊急発表」時に発令されるチェーン規制情報の指定区間においては、いかなる高性能スタッドレスタイヤを装着していても、タイヤチェーンを巻いていなければ通行不可となります。鳥取県内および隣接する県境区間でも、異例の集中豪雪時にはこの厳格なチェーン規制が発動されます。
もう一つの盲点は、無料の自動車専用道路である「鳥取自動車道(鳥取道)」の構造です。鳥取道は多くの区間が対面通行(片側1車線)であり、サービスエリアやガソリンスタンドが存在しません。一度スタック車両が発生すると後続車は逃げ場を失い、長時間の閉じ込め状態に陥ります。給油メーターが半分を切った状態での峠越えや高規格道路進入は、自らを生命の危機に晒す行為にほかなりません。