文部科学省や独立行政法人国立青少年教育振興機構が積極的に推進しているように、リアルな自然体験を通じた野外教育の価値は現代において再評価されている。画面越しの情報に囲まれて暮らす子どもたちにとって、自手で火を起こし、夜空を見上げ、仲間と語り合う時間は何物にも代えがたい財産となる。
さらにこの波は大人たちの旅のトレンドにも波及している。ただ観光地を巡るだけの旅から、その土地の自然や営みに直接触れる体験型観光へのシフトだ。少年自然の家は、子どもたちの学びの場という枠にとどまらず、大人が本来の感覚を取り戻すための上質なフィールドとして機能している。