初期の段階でセルフケアを試みる場合、薬局で手に入る医薬品の選び方と日常の習慣改善が鍵を握ります。
チクチクした初期の痛みや軽度の赤みがあるなら、ドラッグストアで購入できるものもらい用の市販抗菌目薬(サルファ剤や抗炎症成分配合のもの)が一定の効果を発揮します。細菌の増殖を食い止め、初期の麦粒腫であれば数日の点眼で鎮静化が期待できます。ただし、霰粒腫のような非感染性のしこりに対しては、抗菌目薬を使っても直接的な縮小効果は得られません。
しこりや白い脂の粒に対して真に有効なのは、根本原因であるマイボーム腺の詰まりの改善です。以下のステップを取り入れることで、脂の排出をスムーズに促すことができます。
- 温罨法(おんあんぽう):蒸しタオルや市販のホットアイマスクを使い、40度前後の温度で目元を5〜10分程度温める。固まったマイボーム腺の脂を溶かす効果があります(※赤くズキズキ痛む炎症時は温めると悪化するため避けてください)。
- リッドハイジーン(眼瞼清拭):低刺激の専用洗顔料や泡立てた洗顔料を用い、まつ毛の生え際を優しく洗浄してメイク汚れや角化物を洗い流す。
- アイメイクの見直し:粘膜部分まで引くインラインメイクはマイボーム腺の開口部を塞ぐため、トラブルが引くまでは控える。