敷地内に足を踏み入れると、視界いっぱいに広がるパノラマビューに誰もが息をのむ。緑豊かなニセコ町の田園風景の向こうに、端正な円錐形を描く羊蹄山が堂々と佇む姿は圧巻の一言だ。
この景観と農場の一体化を推し進めたのが、牧場の創業者である高橋守氏だ。単に牛乳を生産する従来の酪農業にとどまらず、「消費者に直接おいしさと体験を届ける」という先駆的なビジョンを掲げ、北海道におけるアグリツーリズムの礎を築き上げた。
トラクターの展示や牧草ロールが点在するオープンエリアは、子ども連れのファミリーやカメラを手にした観光客にとって最高のフォトスポット。ただ食べるだけでなく、大自然と農業の営みを肌で感じられる空間設計がここにはある。