国内の食洗機市場において二大巨頭となるパナソニックとリンナイでは、推奨される手入れ手順や構造上の注意点にそれぞれ特徴があります。
卓上型およびビルトインで圧倒的シェアを持つパナソニック食洗機のお手入れでは、専用の「お手入れコース」を搭載しているモデルが多く存在します。パナソニックの公式サポートでは、庫内の白い曇りに対してクエン酸を用いた定期運転を明示的に認めているほか、専用の純正庫内クリーナー(N-P300など)の使用を推奨しています。特にパナソニック機はヒーター部分やミスト発生装置が精密に制御されているため、社外品の強力なアルカリ洗剤や塩素系漂白剤を使用すると、樹脂やパッキンを傷め、水漏れセンサーが作動する原因になります。
一方、スライドオープン型やフロントオープン型で支持を集めるリンナイビルトイン食洗機掃除においては、タワーノズルや回転アームの取り外しやすさに配慮された設計が目立ちます。リンナイ製品でも重曹の使用は明確に禁止されており、クエン酸洗浄やメーカー指定の洗浄剤が推奨されます。特にリンナイのフロントオープンタイプは庫内容量が大きいため、下部だけでなく上部バスケットのレール周辺やドアパッキンの外周部に飛び散った油汚れを、固く絞った布で定期的に拭き取ることが機密性を維持する秘訣です。
頑固な汚れを一掃したい場合は、市販のサードパーティ製を含めた庫内クリーナーおすすめ品(小林製薬「食器洗い機洗浄中」や各社純正品)を半年に1回程度導入するのが、確実かつ安全なメンテナンスと言えます。