猫の薬の飲ませ方徹底解説!暴れる愛猫に獣医師が教える決定打

猫の薬の飲ませ方徹底解説!暴れる愛猫に獣医師が教える決定打

猫の薬の飲ませ方徹底解説!暴れる愛猫に獣医師が教える決定打の要点や背景をコンパクトにまとめました。最新トレンドを一目で把握できます。

Q1:どうしても錠剤を飲んでくれない場合、すり鉢などで粉々にしてフードにかけても大丈夫ですか?
A1:自己判断での粉砕は厳禁です。薬剤のなかには、胃酸で溶けずに腸で溶けるよう設計された「腸溶錠」や、成分が時間をかけて徐々に放出される「徐放剤」が存在します。これらを砕いてしまうと、急激な血中濃度の上昇による副作用や、効果の著しい減退を招きます。また、粉砕することで強烈な苦味が露出し、余計に拒絶が激しくなるケースがほとんどです。必ず事前に担当獣医師へ「粉砕して良い薬剤かどうか」を確認してください。

Q2:シリンジで薬を流し込んだ直後、激しく咳き込んでしまいました。何が原因でしょうか?
A2:誤嚥(ごえん)を起こし、薬液が気管に入りかけたサインです。正面からシリンジを差し込んだり、猫の喉を真上に向けた状態で一気に液体を流し込むと、嚥下反射が追いつかずに気管へ流入する事故が起きます。必ず顔は水平またはわずかに斜め上を維持し、口の横(口角)から奥歯に向けて、猫が飲み込むタイミングに合わせて微量ずつ注入してください。もし激しい咳が止まらない場合は直ちに動物病院を受診してください。

Q3:毎日投薬を続けていたら、私の顔を見ただけでベッドの下に隠れるようになってしまいました。関係を修復するには?
A3:投薬行動と「嫌な場所・嫌な時間」が強固に結びついている状態です。まず、投薬する部屋を普段くつろぐ寝室やリビングではなく、洗面所などの「非日常の空間」に限定してください。そして投薬が終わったら即座に解放し、直後に猫が最も喜ぶ特別なおやつを与えたり、ブラッシングなど大好きなスキンシップをセットで行います。「投薬のあとには必ず最高のご褒美が待っている」という条件反射(拮抗条件づけ)を再構築することで、飼い主への不信感は次第に解消されていきます。

斉藤 蓮
著者

斉藤 蓮

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。