後輩世代の対比も実にドラマチックだ。圧倒的なキラキラ感と王道アイドル路線をひた走る「なにわ男子」と、骨太なバンドサウンドと尖った個性を武器に2024年のデビュー以来破竹の勢いで突き進む「Aぇ! group」。この二極化された個性の共存こそが、関西勢の層の厚さを象徴している。
なにわ男子は王道のポップスを極めながらも、ふとした瞬間に覗かせる関西特有の間(ま)の取り方や親しみやすさで、老若男女を問わない幅広い支持を獲得。一方のAぇ! groupは、泥臭いロックバンドさながらの泥臭いグルーヴと、バラエティ番組での妥協なき体を張った笑いで、従来のアイドルファン以外の層を急速に取り込んでいる。一見すると対極に位置するこの2組が、根底では同じ「関西の熱量」を共有している点が面白い。