多くの受験生や保護者が最も関心を寄せるのが、卒業後の出口戦略です。「工業高校だから就職がメインなのか」「国公立大学進学の噂は本当なのか」という疑問に対し、公表されている進路実績データをもとに構造的な分析を行います。
神戸市立科学技術高校の就職先における大手比率は驚異的です。阪神財閥の歴史を色濃く残す神戸の地において、三菱重工や川崎重工、神戸製鋼といった名門企業へ毎年多くの人材を輩出しています。普通科高校を卒業して三流私大に進学した場合、これらの大手企業の正規エンジニアとして採用されるハードルは極めて高いのが現実です。それに対し、同校の成績上位者は、18歳の段階で一流大企業の正社員エンジニアとしてのキャリアをスタートできるという、明確なアドバンテージを握っています。
また、神戸市立科学技術高校の進路進学実績も見逃せません。一般入試で英国社の勉強に追われることなく、専門学科枠の学校推薦型選抜や総合型選抜をフル活用し、兵庫県立大学工学部や大阪工業大学、さらには神戸大学などの難関国公立大学へ合格者を送り出しています。机上の暗記ではなく、高校3年間で培った実験実績や資格、プレゼンテーション能力が高く評価される入試改革の恩恵をダイレクトに受けている証拠です。