ネット上の質問サイトやSNSでは、「住宅展示場に行くとその場ですぐに契約を迫られるのではないか」「一度アンケートを書いたら断れないほど営業電話が鳴るのではないか」という懸念が散見されます。しかし、現代の住宅営業の実態と展示場の構造を正しく理解すれば、恐れる必要はありません。
第1の誤解は、「アンケートはすべての項目を埋めなければ見学できない」という思い込みです。実際には、個人情報の取り扱いが厳格化した現在、予算や検討時期が未定であれば「情報収集段階のため未定」と記載して差し支えありません。連絡方法についても「連絡はメールのみ希望」「電話連絡は不可」と一言添えておくことで、望まない架電を未然に防ぐことが可能です。
第2の盲点は、「モデルハウスの坪単価マジック」です。桃山六地蔵住宅博に建つモデルハウスは、延床面積60〜80坪超、建築費数千万円〜1億円超の「フルオプション豪華仕様」で作られています。一般的な実住居(30〜35坪程度)とは広さも設備グレードも大きく異なります。見学時は「標準仕様とオプション仕様の境界線はどこか」「30坪前後の実例写真や間取り図を見せてもらえるか」を質問することが、幻惑されないための必須テクニックです。