「ドコモオンライン手続き」でMNP予約番号を取得して、新しいキャリアでの契約までをオンラインで完結させた場合、店頭手数料(通常3,850円)を回避できる。しかし、ここで盲点となるのが「本人確認書類の不備による手続き遅延」だ。2026年現在、MNP転出にはマイナンバーカードのIC認証または運転免許証+顔写真のライブチェックが必要で、スマホのカメラで撮影した免許証の画像が不鮮明だと、審査が通らずにMNP予約番号の有効期限(15日間)を過ぎてしまう。さらに、ドコモの家族割引(ドコモファミリー割引)から単独で抜けると、残った家族の月額料金が自動的に値上がりすることを知らない人が多い。乗り換え前に、家族内で誰が回線を残すのか、割引グループの再編が必要かどうかを必ず確認しておくべきだ。
【プロの結論】乗り換え前に確認すべき5つのチェックリストと向いている人の条件
編集部がこれまでの取材と検証を総合して導き出した結論は、以下の5点に集約される。
①端末代金の残債をMy docomoで確認する:残債が3万円を超えているなら、乗り換えよりもドコモ内での機種変更を検討した方が総額で安くなる可能性が高い。
②MNP予約番号の取得は月末の2週間前にする:月額料金の日割り計算がないため、月初の転出は最大1ヶ月分の二重払いが発生する。月末に転出完了できるよう、逆算して手続きを始めること。
③乗り換え先のキャンペーンは「適用条件の全文」を読む:特に「22歳以下限定」「光回線セット必須」「クレジットカード新規入会前提」などの条件を見落とすと、特典を受け取れず終わる。公式サイトの注釈をスクリーンショットして保存するのが実務的だ。
④eSIMの切り替えは新iPhone到着後に行う:新しいiPhoneのeSIMプロファイルをダウンロードする前に旧回線を解約すると、一時的に電話番号が使えなくなる。MNP転出と新回線の開通は、必ず新iPhoneが手元に届いてから行うこと。
⑤向いている人・おすすめできない人:乗り換えに向いているのは「端末代金を完済済み」「月額料金の削減を最優先」「オンライン手続きに抵抗がない」人。逆に「端末分割払いが残っている」「家族割引の主回線になっている」「店頭での対面サポートが必要」な人は、乗り換えによる見えないコストが大きいため、ドコモ内でのプラン変更(ahamoへの移行)や機種変更の方が合理的だ。