近年の採点において、とりわけ大きな影響を与えているのが東京03・飯塚悟志やバカリズムといった、緻密なロジックを持つ審査員たちの言語化能力だ。彼らの講評は、単なる「面白かった」という感想にとどまらない。ネタの構造をその場で解剖し、どこで展開が沈み、どこで爆発したのかを鮮やかに解説してみせる。
「ここで主人公のリアクションが小さかった」「後半の設定変化が唐突に見えた」。こうした具体的かつ愛のある指摘は、テレビの前の視聴者にとっても「コントの深遠な見方」を教わる極上の体験となる。感性だけでなく論理で評価するアプローチが定着したことで、挑戦者たちのネタ作りの精度も年々跳ね上がっている。