刺繍工房でのオーダーは、直感的に選べる一方で指定すべき項目が多岐にわたります。店頭でスムーズに手続きを済ませるための具体的なステップと、トラブルになりやすい持ち込み条件の境界線を解説します。
店頭での頼み方:4つのステップ
注文全体の流れは非常に明快です。カウンターでスタッフと対面しながら、タブレットや見本帳を使って細部を決定していきます。
ステップ1:刺繍対象アイテムの選定
店内で刺繍を入れたいトートバッグやポーチなどの布製品を選びます。刺繍枠を固定できる平らなスペース(ポケット周辺やバッグ中央など)があるか確認します。
ステップ2:図案・文字・フォント・糸色の決定
店頭の見本帳(図案一覧)から好みのイラストマークを選ぶか、文字刺繍のテキストを決定します。フォントの種類(明朝、ゴシック、筆記体など)と、数十色に及ぶ刺繍糸のカラーパレットから希望の配色を指定します。
ステップ3:刺繍位置とサイズの指定
バッグのどの位置に、どのサイズで刺繍を打つかをスタッフとマスキングテープ等を使いながらマーキングします。マチの縫い目や持ち手の付け根に近すぎる場所はミシンが通らないため、可能な範囲を現場で調整します。
ステップ4:お会計と仕上がり控えの受領
商品代金と刺繍料金をまとめてレジで精算し、仕上がり予定日が記載された「お客様控え」を受け取ります。指定日以降に控えを持参して商品を受け取ります。
持ち込みに関する厳格なルール
「自宅にある以前買った無印のバッグに刺繍してほしい」という要望に関して、店舗では厳格なレギュレーションが定められています。
無印良品以外の他社製品への刺繍は一切不可です。また、無印良品の製品であっても「新品・未使用品」であることが前提となります。衛生面およびミシンの針通りや油分の影響を考慮し、一度でも使用・洗濯した製品は断られるケースがほとんどです。過去に購入した製品を持ち込む場合は、購入時のレシートやMUJI passportの購入履歴を提示できる状態にしておくことが安全です。