ここからは、自宅で失敗せずにシルク枕カバーを洗うための具体的なステップを解説します。
1. 手洗いの場合の正しい手順(所要時間:約5分)
- 洗面器に水をためて洗剤を溶かす:30℃以下の常温水(手を入れて少し冷たく感じる程度)を張り、規定量のおしゃれ着用中性洗剤(エマール等)を入れてよく混ぜ合わせます。
- 裏返して優しく押し洗い:皮脂汚れが直接触れる内側を表にするため枕カバーを裏返し、水中に浸します。ゴシゴシ擦ったり揉んだりせず、上から手のひらで軽く押して浮かせる「押し洗い」を20〜30回程度繰り返します。
- 2回すすぐ:洗面器の水を入れ替え、泡が出なくなるまで2〜3回きれいな水で押しすすぎを行います。
- タオルドライで水気を取る:絞って絞り出すと繊維が切れてシワが定着します。大きめのバスタオルに挟み、上からポンポンと叩くようにして水分をタオルに吸収させます。
2. 洗濯機を使う場合の手順
- 裏返してジャストサイズの洗濯ネットへ:シルク枕カバーを裏返し、目の細かい洗濯ネットに入れます。ネットの中でカバーが動いて擦れないよう、余白の少ないぴったりサイズを選ぶのがポイントです。
- コース設定:「ドライコース」「手洗いコース」「おうちクリーニングコース」など、水流が最も弱いモードを選択します。
- 中性洗剤を投入:洗剤投入口におしゃれ着用中性洗剤をセットします(柔軟剤ポケットには何も入れないこと)。
- 脱水時間は最短にする:脱水工程は初期設定のままにせず、「1分以内」または途中で手動停止して取り出します。
3. シワを防ぐ干し方(陰干し・平干し)
洗い終わったシルクは水分を含んで非常にデリケートです。直射日光に含まれる紫外線はシルクのタンパク質を急速に酸化させ、黄ばみやゴワつきの元となります。そのため、風通しの良い日陰で干す「陰干し」が鉄則です。
干す際は、手のひらで上下左右に軽く引っ張り、全体のシワをパンパンと伸ばしてから、平干しネットに乗せるか、太めのハンガー(または2本のハンガーに渡すM字干し)にかけて形を整えます。直管ハンガーにかけると折り目部分に跡が残るため注意してください。