SNSや知恵袋、大手掲示板などで巻き起こるお体にご自愛ください ネットの反応を検証すると、現代のコミュニケーションを巡る激しい葛藤が浮き彫りになります。
「取引先からのメールに『お体にご自愛ください』と書いてあると、教養のレベルが透けて見えてモヤモヤする」といった言語的厳格派の声がある一方で、「気持ちが伝われば重言くらい問題ない」「『ご自愛ください』だけだと冷たい感じがして、ついつい『お体に』を付けたくなる」という心理的抵抗感を訴える投稿も数多く見受けられます。
文字数を増やして敬意を表そうとする日本語特有の心理が、誤用と知りつつも過剰修飾を生み出している側面は否定できません。しかし、言葉の厚みを補うために「お体に」を足す必要はありません。気持ちを強調したいのであれば、くれぐれもご自愛ください 正しい意味を押さえた上で、「くれぐれも」や「何卒」といった副詞を添えるのが最良の選択です。「くれぐれも(何度も心を込めて)」という副詞を冠することで、礼儀正しさと温かみを自然に両立させることができます。