「体育祭の髪型でボブはどう盛る?」「走っても崩れない秘密のテクニックとは?」という読者の切実な疑問に対し、表参道でティーン世代のスタイリングを数多く手掛けるサロンディレクターは、次のように明言します。「ボブが崩れる原因の9割は、ベース作りの段階で油分過多になっていることと、短い襟足の処理を1本のゴムに頼りすぎている点にあります」。
競技中に髪がパラパラと落ちてこない強固なセットを完成させるには、朝の段階で以下の3ステップを確実に踏むことが決定打となります。
ステップ1:油分を抑えた下地づくり
普段使いのヘアオイルは体育祭当日は封印してください。汗や皮脂と混ざり合うことで重みが増し、結び目が滑り落ちる原因になります。おすすめは、微細なセット力を持つドライワックス、またはマット系のヘアバームです。少量を手のひらにしっかり伸ばし、髪の根元近くから内側全体へ揉み込んで、髪同士の摩擦力を高めておきます。
ステップ2:上下2段のブロッキング固定
ボブの結び方の最大の盲点は、襟足の短さにあります。耳の上と下で髪を上下2段に水平にブロッキングしてください。落ちやすい下の段(襟足部分)は、細めのシリコンゴムでタイトに結んで逆くるりんぱ、またはピンで頭皮に沿わせてクロス留めします。その上から上の段の髪を被せてアレンジを行うことで、短い襟足が激しいダッシュでも絶対にバラけなくなります。
ステップ3:ハードスプレーのサンドイッチ散布
結び終わった後だけにスプレーを振るのは素人のやり方です。プロの現場では、ゴムで結ぶ直前の毛束の根元に軽くスプレーを吹きかけ、結んだ後にも30cm以上離した位置から全体に微粒子のホールドスプレーを均一にまとわせます。この「内と外のサンドイッチ構造」を作ることが、突風や疾走に耐え抜く絶対の秘訣です。