京都の味として誰もが思い浮かべる八ツ橋。その源流を支え続けるのが、創業300年を超える二大巨頭、井筒八ッ橋本舗と本家西尾八ッ橋だ。参道を歩けば、両店の威勢のいい声と試食を勧める温かいもてなしに出会う。
井筒八ッ橋本舗が誇る「夕子」は、叙情的なパッケージと上品なつぶあんの甘み、しなやかな生八ツ橋の生地が絶妙なバランスを保ち、年配層から若い世代まで幅広い安心感を与える。一方、創業1689年と日本最古の歴史を誇る本家西尾八ッ橋は、定番のにっきや抹茶に加えて、チョコバナナ、ラムネ、季節のフルーツといった冒険的なフレーバーを次々と展開。伝統の枠にとどまらない遊び心で参道を賑わせている。両者の切磋琢磨が、伝統の和菓子を常に現代の嗜好へとアップデートし続けているのだ。