ワセリンとグリセリンの違いを徹底比較!効果的な使い分けと真相

ワセリンとグリセリンの違いを徹底比較!効果的な使い分けと真相

ワセリンとグリセリンの違いを徹底比較!効果的な使い分けと真相に関する専門家の意見を詳しく解説いたします。

名前の響きこそ似ているものの、ワセリンとグリセリンの違いは「原料」と「分子構造」にあります。ここを混同したままスキンケアを行うと、思わぬ乾燥や肌トラブルを招く原因になりかねません。

ワセリンは、石油を高純度に精製した鉱物油(炭化水素の混合物)です。石油由来と聞くと肌への刺激を懸念する声もありますが、不純物が徹底的に取り除かれているため酸化しにくく、アレルギー反応を起こしにくい安定した物質です。一方のグリセリンは、ヤシ油やパーム油などの油脂を加水分解して得られるアルコールの一種(植物性グリセリン)や、石油由来の合成品として製造される水溶性の液体です。

最大の違いは保湿成分のメカニズム比較において現れます。グリセリンは周囲の水分を引き寄せて抱え込む「吸湿性(ヒューメクタント)」を持つのに対し、ワセリンは肌表面に強固な油膜を張って水分の蒸発を遮断する「閉塞性(エモリエント/オクルーシブ)」を発揮します。つまり、「自ら潤いを取り込むグリセリン」と「潤いを閉じ込めるワセリン」という明確な住み分けが存在します。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。