インターネット上のヘアカタログを見る際、多くの人が陥る罠があります。それは「仕上げにプロが30分かけてブローとアイロンを施した写真」を、そのままカットだけで再現できると思い込んでしまう点です。
ネット上で「ショートボブは誰でも手入れが楽になる」と語られがちですが、これには重大な条件があります。生えグセやつむじの向きを無視したカットをされた場合、ロングヘアのように「結んでごまかす」ことができません。ショートボブは誤魔化しが利かないからこそ、骨格を見極めた正確なベースカットがなされていないと、かえってロングヘアよりもスタイリング難易度が跳ね上がります。
また、「小顔に見せたいから顔周りの毛を長く残して輪郭を覆い隠す」という手法も、40代においては逆効果になるケースが目立ちます。フェイスラインを髪で不自然に覆い隠すと、影ができて顔色が沈み、かえって頬のこけやたるみを目立たせる原因になります。思い切って耳にかけたり、頬骨の一番高い位置にふんわり毛束を落としたりするほうが、清潔感と明るさが強調され、圧倒的に小顔に見えるのです。