徳島文理大学を巡り、受験関係者の間で最も関心を集めたトピックの一つが、キャンパス再編に関する噂の真相です。発端は、2025年4月に香川キャンパス(旧・さぬき市志度)がJR高松駅北側のサンポート地区へ全面移転したことにあります。四国初となるメガターミナル直結の都市型大学として脚光を浴びたことで、SNSやネット掲示板上では「いずれ徳島キャンパスも徳島駅前や他都市へ移転、あるいは規模を大幅縮小するのではないか」という根拠のない観測が一人歩きする事態となりました。
取材および大学側の公式発表資料によると、徳島キャンパスの移転計画は一切存在しません。徳島市山城町に広がる広大な敷地は、学校法人村崎学園の本部が置かれる揺るぎない中枢です。高松駅前キャンパスが都市共創や情報・文系融合型の拠点としての役割を強めたのに対し、徳島キャンパスは先端医療機器を備える薬学部や保健福祉学部、実験・実習設備が不可欠な人間生活学部、音楽ホールを有する音楽学部など、「重厚な設備と地域医療・生活科学の実学研究」を担う基盤拠点として位置づけられています。
高松キャンパスの刷新によって学園全体のブランド価値が再評価された相乗効果を受け、徳島キャンパスでも学術連携やDX推進が加速しています。地方都市の大学キャンパスが抱える過疎化懸念とは一線を画し、明確な機能分担のもとで設備投資と教育の質向上が続けられているのが現場の偽らざる実態です。