じゃじゃまるに関するネット上の言説を調査すると、いくつかの根強い誤解や都市伝説が流通していることが確認できます。
誤解1:ファミコンの名作『忍者じゃじゃ丸くん』との関係
検索エンジンやSNSのサジェストで頻繁に紐付けられるのが、1985年にジャレコから発売されたファミリーコンピュータ用アクションゲーム『忍者じゃじゃ丸くん』です。名前の響きが酷似しているため、「同一キャラクターのゲーム化なのか」「何らかのタイアップなのか」と混同するユーザーが少なくありません。 結論から述べると、両者には一切の関係性がありません。『忍者じゃじゃ丸くん』は、アーケードゲーム『忍者くん 魔城の冒険』のスピンオフ作品として企画・開発されたものであり、NHKの人形劇とは完全に独立した商業作品です。同時期に大ヒットしたことで、当時の子どもたちの記憶のなかで名前が混ざり合い、現在まで続く誤解の一因となっています。
誤解2:「最終回で全員死亡していた」という不穏な都市伝説
インターネット黎明期から掲示板や知恵袋などで囁かれてきたのが、「にこにこ島は死後の世界で、3人はすでに命を落としていた」「最終回でじゃじゃまるが一人船に乗って力尽きる」といった陰鬱な都市伝説です。 もちろんこれらは完全なデマ・創作です。『にこにこ、ぷん』の最終回(1992年10月3日放送)は、後継作である『ドレミファ・どーなっつ!』の舞台「風の子谷」へと旅立つ汽車の煙を見送りながら、3人がこれからも変わらずにこにこ島で仲良く暮らしていくことを視聴者に誓う、極めて希望に満ちたフィナーレでした。子ども番組特有の都市伝説化現象に巻き込まれた典型例といえます。