多くの人が陥りがちな誤解が、「ロキソニンさえ飲んでおけばどのような頭痛も治る」という思い込みです。頭痛の種類によって、身体的アプローチは正反対になります。
例えば、デスクワークや精神的ストレスからくる「緊張型頭痛」の場合、本質的な原因は首・肩まわりの筋肉の硬直と血行障害です。この場合、薬を飲むよりも入浴で体を温めたり、軽いストレッチで血流を改善させたりするアプローチが極めて有効です。
一方で、「片頭痛」の発作時に血流を促すマッサージや入浴を行うと、拡張した血管がさらに広がり、症状が劇的に悪化します。片頭痛の局面では、痛む部位を氷嚢などで冷やし、光や音の刺激を避けて暗い静かな部屋で安静にすることが鉄則です。痛みの性質を見誤ったままロキソニンに依存することは、根本的な治癒を遠ざける要因となります。