現在のグラブ市場において、選定基準は「革の硬さ」だけでなく「芯材の設計と関節の連動性」へと高度化しています。硬式用グローブでは、強烈な打球衝撃に耐えるため、北米産ステアハイドや国産和牛革を使用した厚みのある受球面と高密度フェルト芯が標準仕様です。
一方、M号球が完全に定着した軟式グラブ市場では、単に柔らかいだけの下位モデルではなく、硬球用に近いコシを持たせた上位軟式モデルが主流となっています。各ショップの売れ筋動向から見ても、軟式プレイヤーが敢えて硬式用を購入したり、ハイエンドな軟式オーダーを選択するケースが急増しています。
高校野球対応メーカーと用具規定のチェックポイント
日本高等学校野球連盟(高野連)のルール下で使用する場合、高校野球対応のレギュレーションを満たしているかの確認が必須です。本体カラー(ブラック、オレンジ、ライトブラウン系など規定色)、紐革の色、ハミダシの仕様(玉ハミ・切ハミの規定)、および刺繍やロゴマークの大きさに至るまで厳密な基準が設けられています。ドナイヤや和牛JB、久保田スラッガーなどの専門店系ブランドも大半が高校野球対応型番を展開していますが、特別注文時は規程違反にならないよう細心の注意を払いましょう。