どのような料理にどちらを合わせるべきか。迷った時の判断基準は実にシンプルだ。「辛さ」だけを純粋に足したいのか、それとも「香りと複雑み」を付与したいのかである。
一味唐辛子が映えるのは、麻婆豆腐やエビチリ、激辛ラーメンといった、辛みそのものが主役となる料理や、元々の出汁の風味を損ないたくないシンプルなうどん、漬物などだ。一方、七味唐辛子は焼き鳥(特にタレ)、豚汁、牛丼、うなぎの蒲焼きなど、脂分の旨みや甘辛いタレが存在する料理と抜群の相性を誇る。七味に含まれる柑橘や山椒の成分が油分を切って後味を爽やかに整えてくれるからだ。