ジーニストを語る上で欠かせないのが、爆豪勝己との関係性だ。職場体験で爆豪を受け入れた際、ジーニストが試みたのは「狂暴な牙を隠すこと」だった。七三分けにされた爆豪のコミカルな姿はファンの間で語り草だが、その裏にあったジーニストの意図は極めて真剣だった。
彼は爆豪の傑出した才能を認めつつも、その危うさを見抜いていた。ヒーローとしての「品格」と「市民を安心させる姿勢」の重要性を、身をもって教え込もうとしたのだ。この時の教えは、後に爆豪が自らのヒーロー名「大・爆・殺・神ダイナマイト」を名乗る際、ジーニストに最初に見せるという形で結実する。二人の間には、言葉を超えた確かな絆が存在していた。