作中で特に読者からの反響が大きかったエピソードの筆頭が、西片からのプロポーズ回です。本編『からかい上手の高木さん』では終始からかわれっぱなしだった西片が、どのような覚悟を持って彼女に思いを告げ、家族になる約束を交わしたのかが明かされた瞬間は、連載屈指の名シーンとして語り継がれています。
体育教師として日々奮闘する西片と、専業主婦として家庭を支える(元)高木さん。結婚後もからかいの勝率は妻が圧倒していますが、西片がふと見せる男気やストレートな愛情表現に対し、普段は余裕綽々な彼女が思わず赤面してしまう場面こそが本作の真骨頂です。お互いを深く尊重し合う理想の夫婦像が、全編を通じてブレずに描かれ続けました。