医療技術の高度化と並行して力を注がれているのが、患者の心のケアと療養環境の充実だ。医師や看護師のみならず、薬剤師、理学療法士、管理栄養士、医療ソーシャルワーカーがひとつのチームを結成。患者一人ひとりの生活背景や価値観に寄り添った個別の治療プランが策定される。
緩和ケア病棟や相談支援センターでは、身体的な苦痛緩和にとどまらず、精神的・社会的サポートにも万全を期している。自然光を取り入れた明るい館内とプライバシーに配慮した設計は、患者や家族が不安を和らげ、安心して治療に専念できる穏やかな時間を作り出している。