近年の研究により、PMSやPMDDの症状の強さは、血中の女性ホルモン濃度とは直接関係がないことが明らかになってきました。2026年の最新医学において注目されているのは、ホルモンの「ゆらぎ」に対する脳の感受性です。
特に、黄体ホルモンの代謝産物である「アロプレグナノロン」という物質に対する脳の反応性には個人差があります。この感受性が過敏な人は、ピルを服用してホルモンをコントロールしようとしても、わずかな変化や薬の成分そのものに対して脳がストレス反応を起こしてしまいます。これが「ピルを飲んでいるのに症状が変わらない、むしろ悪化する」という現象の正体です。