SNSや現地ドライバーの証言、交通量調査を検証すると、定番観光ルートには夏ならではの落とし穴が存在することが浮き彫りになります。
特に顕著なのが、栃木県の日光エリアです。日光いろは坂混雑状況を定点観測すると、紅葉シーズンほどの麻痺状態ではないものの、中禅寺湖畔(標高1,269m)や奥日光・戦場ヶ原を目指す観光客の車列により、土日祝日の9:30から13:00にかけて明智平周辺で通過に普段の2倍以上の時間を要するボトルネックが発生します。現地を走るドライバーからは「坂の途中でノロノロ運転になると水温計が気になり、冷房全開の車内でも同行者が疲れてしまう」というリアルな声が聞かれます。
また、海沿いのドライブにも明確な傾向があります。王道とされる湘南海岸線ドライブデート(国道134号)は、真夏の昼前後は海水浴客や江ノ島周辺の駐車場待ちによる渋滞が慢性化し、平均速度が時速10km未満まで低下することも珍しくありません。デートとしてのムードを保つには、早朝6時台のモーニングドライブか、日没時のマジックアワーを狙った時間帯シフトが必須です。
一方、太平洋に面した千葉房総絶景シーサイド(内房なぎさラインから外房黒潮ライン)は、道幅が広く信号が少ないため巡航速度が保ちやすく、海風の爽快感を存分に味わえます。「夏空と青い海を眺めながらのストレスフリーな走行」を求めるドライバーからは、東京湾アクアラインの混雑時間帯(上り線15:00以降の木更津金田IC周辺)さえ避ければ、極めて満足度の高いコースとして評価されています。