Q1:点滴が指示より早く滴下されてしまった場合、現場ではまず何をすべきですか?
A1:直ちに点滴を停止または極微量(ルートキープ程度)に減速し、患者のバイタルサイン測定と心電図モニターの波形確認を最優先で行ってください。その後、直ちに主治医へ報告します。急速投与によって最も恐ろしいのは血中濃度急上昇による徐脈や心室性不整脈、急性心不全です。自覚症状の有無(動悸・胸苦しさ・冷汗など)を確認し、12誘導心電図を速やかに記録できる体制を整えます。
Q2:ステロイド精神病を疑う兆候が出現した場合、看護師はどう対応すべきですか?
A2:まずは患者の言動を否定せず、傾聴と受容の姿勢で安心感を提供します。同時に、ベッド柵の設置や環境調整を行い、不穏やせん妄による転落事故を防止します。症状の経過(発現時間、睡眠時間、言動の具体的内容)を経時的に記録し、精神科リエゾンチームや主治医へ速やかに相談してください。抗精神病薬や睡眠導入薬の一時的な処方調整、ステロイドの漸減スケジュールの見直しが検討されます。
Q3:パルス終了後、感染予防策はいつまで継続する必要がありますか?
A3:パルス療法終了直後から1〜2か月間は特に免疫抑制の度合いが強く、日和見感染のリスクが持続します。その後も内服ステロイドが中等量以上(プレドニゾロン換算で15〜20mg/日以上)継続されている期間は、一般的な感染防御策(手洗い、うがい、マスク着用、人混みの回避)を維持するよう指導します。感染症の重症化を防ぐため、受診基準を明確にしておくことが重要です。