この象徴的なゲームスラングをタイトルに掲げ、深夜のテレビ界に一石を投じたのが、テレビ東京系列で放送されたバラエティ番組『勇者ああああ〜ゲームでお金を稼ぐ男たち〜』です。お笑いコンビ・アルコ&ピース(平子祐希、酒井健太)がMCを務め、ゲームを題材にしながらも「ゲームの腕前や最新情報を競わない」という脱力系の独自路線を切り拓きました。
勇者ああああアルコ&ピースの評判は業界内外で極めて高く、野性爆弾ロッシーの純粋さを利用したゲーム実況や、ハチミツ二郎、ハリウッドザコシショウらを迎えた奇抜なプレゼン企画など、数々の勇者ああああの神回と公式発表がSNSのトレンドを席巻しました。しかし、番組は枠移動と改編の波に呑まれていきます。
視聴者の間で長らく議論を呼んだのが、勇者ああああの打ち切り理由と真相です。深夜1時台から木曜深夜、そして土曜夜のプライム帯手前へと昇格したものの、コアな深夜層の支持とファミリー層向けの時間帯とのミスマッチが生じました。制作陣や出演者のラジオ等での発言を総合すると、単なる視聴率の低迷だけでなく、TVer等の再生数に依存する過渡期の配信ビジネスモデルや、スポンサー企業とのターゲット層の乖離が複合的に絡み合っていたことが浮き彫りになります。
さらに、権利関係が複雑に絡むゲームタイトルを多数扱っていたことからアーカイブ配信の維持コストが重くのしかかり、勇者ああああ配信終了の経緯まとめとして語られるように、多くのエピソードがサブスクリプションサービスから順次姿を消すこととなりました。番組の終焉は、地上波テレビと動画配信プラットフォームの構造的転換期を象徴する出来事だったと言えます。