教育社会学および高等教育ROI(費用対効果)の観点から、札幌国際大学という進路選択をどう捉えるべきか。教育メディアの編集責任者として、一切の美辞麗句を排した明確な判断基準を提示します。
本学への進学をおすすめできる人の条件
まず、将来の職業イメージが観光・ホテル・航空・スポーツ指導・保育などに明確に定まっている人です。これらの業界では、座学の学術論文よりも現場での実習経験、資格取得、コミュニケーションの柔軟性が評価されます。大学側もインターンシップや資格取得講座をカリキュラム内に手厚く組み込んでいるため、目的意識さえあれば4年間で十分な市場価値を培うことができます。
次に、学費の自己負担を抑えたい堅実志向の受験生です。前述の特待生枠を活用して授業料減免を獲得できれば、国立大学並み、あるいはそれ以下の負担で四年制大学を卒業できます。奨学金という名の借金を将来に背負いたくない若者にとって、極めて有効な防衛策となります。
進学に慎重になるべき人の条件
一方で、「大学名でチヤホヤされたい」「全国区の知名度を持つ超大手企業でバリバリの総合職を目指したい」という虚栄心や漠然としたブランド志向を持つ人には、入学を全くおすすめできません。エントリーシートの段階で学歴スクリーニングを行う一部のグローバル企業や金融機関を相手にする場合、ハンディキャップを背負うことは避けられない現実です。
また、「大学に入れば自然と就職先が斡旋されるだろう」と受け身でいる人も危険です。学生間の学力やモチベーションのばらつきが大きい環境下では、自制心を持たない人間はあっという間に怠惰な集団へ流され、時間と学費を浪費することになります。自立した目的意識を持てないならば、より学習管理が厳格な専門学校や他大学を検討すべきです。