同じ「8畳の正方形」と表記されていても、間取りがワンルーム(1R)なのか1Kなのかによって、家具の有効配置面積は劇的に変化します。不動産広告の畳数表示は「壁芯計算(壁の中心線から測った面積)」であるため、実際の有効内寸は表示よりも狭くなります。
間取りごとの構造的差異と、レイアウトの指標を以下の比較表にまとめました。
ワンルーム正方形の場合、居室内にミニキッチンや冷蔵庫スペースが食い込んでくるため、実際の「正方形」が凸凹な変形型になりがちです。家電の配線やゴミ箱の置き場まで含めたシミュレーションを行わなければ、あっという間に居住空間が埋め尽くされます。
対して1K正方形は、キッチンが扉の向こうに独立しているため、純粋な正方形として空間をフル活用できます。ただし、廊下から居室へ入る開き戸が内開きの場合、扉の可動域である半径約80cmの扇形エリアには一切の家具を置けません。このデッドスペースをあらかじめ見越した家具配置が求められます。