Q1:砂漠気候とステップ気候のどちらに属するか、雨温図で迷ったときの決定打は何ですか?
A1:最もシンプルで確実な判別基準は、年降水量が「250mm」を上回っているかどうかです。250mm未満で棒グラフがほぼ底に張り付いている場合は砂漠気候(BW)、250mmから500mm程度の間で特定の時期に明らかな降水ピークが見られる場合はステップ気候(BS)と判定できます。
Q2:なぜ乾燥帯の土壌は塩分が多く、白くなってしまうことがあるのですか?
A2:降水量が極めて少なく蒸発量が圧倒的に多いため、地下水が毛細管現象によって地表へと吸い上げられます。その際、水に溶けていたカルシウムやナトリウムなどの塩分が地表に運ばれ、水分だけが蒸発することで塩分が結晶化して地表に白く残るためです。これを「土壌の塩類集積」と呼び、不適切な灌漑によって農地が不毛化する原因にもなっています。
Q3:乾燥帯は世界中で増えているというのは本当ですか?
A3:事実です。地球温暖化に伴う気候パターンの変動や、過放牧・森林伐採・過剰な灌漑といった人為的要因が重なり、ステップ気候周辺の半乾燥地域(特にアフリカのサヘル地帯など)で砂漠化が急速に進行しています。国連環境計画(UNEP)などの国際機関も、持続可能な土地管理に向けた警鐘を鳴らし続けています。