企業のDXやSaaS連携が当たり前となった2026年のビジネス環境において、毎回メモ帳を開いて保存し直す作業は業務効率の観点から推奨できません。定例業務で大容量のCSVを扱うビジネスパーソンにとっての最適解が、エクセル内部のETLエンジンであるパワークエリ文字コード設定を活用したデータ取り込みです。
パワークエリを使った取り込み手順は以下の通りです。
エクセルの新規ブックを開き、リボンメニューの「データ」タブを選択します。「データの取得と変換」グループ内にある「テキストまたはCSVから」をクリックし、目的のファイルを選択します。するとデータのプレビュー画面が立ち上がりますが、このウィンドウ最上部に「元のファイル」という項目が用意されています。
このプルダウンメニューを開き、リストの中から「65001: Unicode (UTF-8)」を選択します。これだけで、プレビュー内の崩れていた文字が一瞬にして端正な日本語データへと切り替わります。あとは右下の「読み込み」ボタンを押すだけで、シート上に自動整形されたテーブルとしてデータが展開されます。パワークエリを使用すれば、元のファイル自体を書き換えるリスクを完全に排除できる上、次回以降は「すべて更新」ボタンを1クリックするだけで最新データを同じ設定で取り込み直せる強みがあります。
なお、過去の資産を活用する現場では、旧来のテキストファイルウィザード文字化け解消ルートも現役です。「データ」タブの「従来のウィザード」から「テキストから(レガシ)」を呼び出すことで、同様に元のファイル形式を「65001 : Unicode (UTF-8)」に指定してシート上に直接展開できます。組織のセキュリティ規程や業務フローに合わせて使い分けることが肝要です。