ネット上のQ&AサイトやSNSで毎年議論が紛糾する「除草剤 雨の前 雨の後 どっち」という問題。これに対し、農業現場の指導員やメーカーの開発担当者は「使用する除草剤が『液体(茎葉処理型)』か『粒剤(土壌処理型)』かで正解は完全に180度異なる」と断言します。この前提を理解せずに散布作業を行うことこそが、失敗を引き起こす最大の元凶です。
まず、葉や茎に薬液を直接付着させて枯殺する液体除草剤 まくタイミング 晴れの日が絶対条件です。液剤の有効成分は植物の気孔やクチクラ層から吸収されますが、散布後数時間以内に雨が降ると、成分が雨水によって完全に洗い流されてしまいます。主要農薬メーカーの検証データによれば、定着前に降雨があった場合の除草効果は平時の20%未満にまで激減することが実証されています。最低でも散布後6時間、できれば散布後24時間以上は雨が降らない連続した晴天予報の日を選ぶ必要があります。したがって、液剤における正解は「まとまった雨が通り過ぎ、天候が回復した晴れの日」です。
これに対し、地面に撒いて土壌に薬剤のバリア層(処理層)を形成する粒剤 除草剤 使い方 雨上がりが黄金律となります。粒剤は土壌中の水分によってゆっくりと崩壊・溶解し、植物の根から吸収されることで初めて効果を発揮します。完全に乾燥しきったカラカラの地面に散布しても、粒がその場に転がるだけで成分が土に浸透せず、強い風で飛散してしまうリスクすら生じます。地面が適度な水分を含んでいる「雨上がりの翌日」や「小雨が降る直前」に散布することで、有効成分がスムーズに土壌粒子へと吸着し、これから発芽しようとする雑草の種子を長期にわたって封じ込めることが可能になります。