かつて71kg級や78kg級で世界を制した古賀稔彦さんは、引退後も指導者としてがっしりとした体躯を保ち、健康そのものの姿でメディアや柔道教室に登場していました。ところが2026年以降、頬が削げ落ち、スーツが明らかにだぶつくほどの体型変化が見られるようになり、柔道ファンの間で激震が走りました。
この激痩せの直接的な原因は、2026年春に判明した「胆管がん」でした。激しい腹痛や体調不良を訴えて医療機関を受診したところ重篤ながんが見つかり、すぐに大規模な切除手術と入院治療が行われました。
しかし、古賀さんは自身の病状を世間や門下生たちに大々的に公表することはありませんでした。弱みを見せることを嫌う勝負師としての矜持に加え、「子どもたちや教え子に不安を与えたくない」という強い信念があったためです。抗がん剤治療の副作用による食欲不振や全身の倦怠感に耐えながら、命がけの闘病生活を静かに続けていました。