黒柳徹子さんの実家は、日本の近代文化を彩る多才な芸術一家として知られています。家族構成を俯瞰すると、それぞれが際立った個性を発揮していたことが分かります。
妻であり徹子さんの母親である黒柳朝(ちょう)さんは、NHK連続テレビ小説『チョッちゃん』のモデルとなったエッセイストです。北海道の大地で育った朗らかで芯の強い朝さんと、都会育ちで気難しい一面を持つ芸術家の守綱氏。二人は周囲の反対を押し切って結ばれ、互いを深く尊重し合う理想のパートナーシップを築きました。
夫妻の間には徹子さんをはじめとする子どもたちが誕生。弟の黒柳紀明氏は同じくヴァイオリニストとして活躍し、妹の黒柳眞理さんはバレリーナとして舞台に立つなど、守綱氏の芸術的才能は子どもたちへと見事に受け継がれました。美意識に満ちた家庭環境が、後の大スター・黒柳徹子を生み出す揺籃となったことは間違いありません。