ネット上で「きもい」と評される現象を紐解くと、誹謗中傷にとどまらない、グループの生い立ちやパブリックイメージの形成過程における4つの明確な理由が浮かび上がってきます。
第1の要因は、Sexy Zoneというグループ名の由来そのものが持つ生理的な違和感です。2011年9月の結成発表時、最年少のマリウス葉はわずか11歳、グループ平均年齢は14.4歳でした。故・ジャニー喜多川氏が「マイケル・ジャクソンのようなセクシーさ」をコンセプトに命名したと報じられていますが、児童虐待防止やポリティカル・コレクトネスの観点が厳しくなった昨今、英語圏では小児性愛を連想させかねない名称として批判の対象となりました。一般層が「未成年にその名前は悪趣味ではないか」と感じた違和感が、検索クエリとして定着した側面は否定できません。
第2の要因は、初期に徹底された「過剰な王子様キャラとトンチキ演出」です。デビュー曲で本物の赤い薔薇を片手に歌い踊る姿や、中島健人がバラエティ番組で見せつけた「セクシーサンキュー」に代表される徹底した神対応・甘い台詞の連発は、熱狂的なファンを生む一方で、一般の視聴者や男性層から「見ていて恥ずかしい」「ナルシスト的で受け付けない」という拒絶反応を招きました。
第3に、菊池風磨のバラエティにおける過激な露出と世間の評判の乖離です。フジテレビ系『ドッキリGP』での全裸ドッキリや体を張ったリアクションは爆発的な人気を博した反面、「ジャニーズ(現STARTO ENTERTAINMENT)のアイドルが生々しい裸を見せるのは下品」「生理的にきつい」といったアンチ層の反発を生み、ネット掲示板などで「きもい」と書き込まれるトリガーとなりました。
第4の要因は、Sexy Zone歴代の炎上理由として語られる初期の「3人・2人格差問題」です。2014年から2015年にかけて、佐藤勝利・中島健人・菊池風磨の3人をメインとし、松島聡・マリウス葉を弟分ユニット(Sexy Boyz、Sexy 松)として別衣装・バックダンサー扱いにした運営方針は、ファンコミュニティを大きく分断。「悪趣味な選別システムが胸糞悪い」と強い批判を浴び、グループ運営の不透明さがネガティブな印象を補強してしまいました。