SNSやアクアリウムコミュニティに寄せられる実際の飼育者の声や現場データから、穴あき病の治療実態を検証します。
「朝起きたら金魚の腹部に赤い充血があり、2日後には皮がめくれて穴があいてしまった」「水換えをサボっていた時期に一気に発症した」といった声が目立ちます。特に、初心者ほど「少し様子を見よう」と放置してしまい、筋肉が大きくえぐれた重症段階になってから慌てるケースが後を絶ちません。
すでに筋肉が露出するほど重症化してしまった個体に対しては、通常の薬浴だけでは回復が追いつかない場合があります。この場合、以下の集中ケアプロトコルが取られます。
【重症個体の集中ケア】
1. エルバージュエースによる規定量薬浴+0.5%塩浴への切り替え。
2. 水カビ病(患部に生える白い綿状のカビ)の併発を防ぐため、メチレンブルーを極微量併用する複合処置。
3. 穴が塞がる過程で「白いゼリー状の肉芽組織」が患部を覆い始めますが、これは組織が再生している証拠です。菌やカビと誤認してピンセット等で剥がしてしまわないよう細心の注意を払う必要があります。