タイヤ側面のえぐれ傷は危険?バーストの境界線と車検合否を徹底検証

タイヤ側面のえぐれ傷は危険?バーストの境界線と車検合否を徹底検証

タイヤ側面のえぐれ傷は危険?バーストの境界線と車検合否を徹底検証の具体的な内容に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。

愛車の継続検査(車検)を控えているタイミングで傷をつけてしまった場合、そのまま車検場に持ち込んで合格できるのかという点も切実な問題です。タイヤサイドウォールえぐれ車検合否の判断基準は、国土交通省が定める「道路運送車両の保安基準」第9条およびその細目告示に依拠しています。

保安基準では、タイヤに「亀裂、コード層の露出等著しい破損のないこと」と明確に規定されています。検査員は検査ラインにおいて、目視だけでなく指先でタイヤ側面を触診し、深さと異常の有無を厳格にチェックします。

実際の現場判定における境界線は以下の2点に集約されます。

1つ目は、先述の通りカーカスコードに達する損傷があるか否かです。傷の奥にコードが見えている、あるいはゴムをめくるとコードが顔を出す状態であれば、保安基準不適合として即座に不合格判定が下されます。これはディーラー車検、民間指定工場、ユーザー車検のいずれであっても例外はありません。

2つ目は、コードが見えていなくても、傷の深さや広がりが「走行に支障をきたす著しい損傷」と検査員に判断される場合です。2026年最新タイヤ安全点検基準においては、車両の高性能化や先進安全装備(ADAS)の普及に伴い、足回りの健全性に対する現場のチェックが一段と厳格化しています。検査員の裁量によって「破裂の危険を否定できない」とみなされれば、たとえ車検通過を主張しても落とされる事例が相次いでいます。不安を抱えたまま車検に挑むのは、再検査の時間と手数料を浪費するリスクしかありません。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。