進学校としての実力を押し上げた中核エンジンが、学園が誇る一貫探究コースの存在です。このコースは単なる偏差値エリートの養成にとどまらず、自ら課題を発見し解決へ導く思考力を育てる設計がなされています。
現場取材で見えてくる一貫探究コースの特色は、以下の3点に集約されます。
第一に、サントリーをはじめとする一流企業や研究機関、大学と連携した本格的な探究型プロジェクトです。単なる工場見学や講義聴講ではなく、環境問題やバイオテクノロジー、地域創生といった実際の社会課題に対して、生徒自らが仮説を立て、フィールドワークを重ね、データ分析を行ってプレゼンテーションを展開します。
第二に、ICTツールの先進的な活用と論理的文章作成の徹底です。1人1台の端末を活用した日常的な情報共有はもちろん、中学段階から本格的な探究論文の執筆を課すことで、大学入学共通テストや国公立大二次試験、総合型選抜入試で求められる高度な記述表現力を無理なく定着させています。
第三に、サイエンス教育への並々ならぬ投資です。学園敷地内には豊かな自然環境が広がり、最新鋭の実験機器を備えたラボスペースが整備されています。「教科書に書かれた公式を覚える前に、自らの手で実験し現象を体感する」という教育プロセスの反復が、知的好奇心の炎を燃え上がらせ、結果として難解な入試問題を解きほぐす深い思考力へと結実しています。