歌手としての成功にとどまらず、お茶の間のアイドルとして爆発的な人気を獲得したのが、1970年代に放送されたTBSテレビのドラマ『ありがとう』だ。最高視聴率50%以上を叩き出したこの金字塔的ドラマで、水前寺清子は看護師や警察官などのヒロインを熱演。女優としても日本中を虜にした。
また、大晦日恒例のNHK『NHK紅白歌合戦』においては、通算22回の出場を果たしている。紅組の司会も複数回務めるなど、まさに番組の顔として君臨した。NHKの大型番組で見せる堂々とした司会ぶりと力強い歌唱は、昭和の年末の象徴的な光景であった。